実印・印鑑証明のQ&A一覧

 

1.実印とはなんですか?


実印とは居住している市区町村の役所に印鑑登録したハンコのことを言います。
登録すると市区町村から印鑑登録証明が発行され、重要な取引の際に「実印」と「印鑑証明書」のセットで使用されます。

 

2.実印はどんなときに使いますか?


車やマンションなどを買うときに使います。
具体的には、購入時に売り主と契約するための「売買契約書」、ローンでお金を借りる場合は「金銭消費貸借契約」に実印を押すことになります。

 

他にも「遺産相続」や「起業」する際にも必要になります。

 

3.実印と銀行印と認印の違いは何ですか?


「実印」は本人の証明として扱われる印鑑で公的な役所で印鑑登録が必要です。社会的にも法律上も、とても重要な印鑑です。

 

「銀行印」は銀行や郵便貯金口座など金融機関に登録する印鑑です。定期や預金の出し入れに使用します。

 

「認印」は宅配便の受け取りなど、家庭や職場で最も頻繁に使用される印鑑です。

 

4.銀行印を実印として登録することはできますか?


大きさや材質など、実印として登録できる条件を満たしていれば、印鑑登録は可能です。

 

ただし、「偽造された場合のリスク」や「使用頻度(銀行印は年に数回、実印は一生に数回)」を考えて、別々の印鑑にしておく方が多いようです。

 

5.未婚の女性は名前だけの実印を作るほうがよいのですか?


まず、実印に彫る名前は以下のパターンで登録することができます。
女性がフルネームや名字の実印を作った場合、結婚して名字が変わると実印を作り直さなければなりません。

 

そのため、未婚の女性の方は「名前」で実印作成するのが一般的です。
名前で実印登録しておけば、登録した印鑑は、一生実印として使用することができます。

 

6.実印の大きさは何ミリがよいのでしょうか?


8o〜25mmの正方形に収まる大きさであれば何mmでも構いませんが、男性では16.5mm、女性では13.5mm〜15oが一般的です。

 

実印のおすすめサイズ

 

7.実印の材質はどんなものがおすすめでしょうか?


アンケートなどで人気があるのは、高級感と美しさを兼ね備えた「象牙」です。ただ、少し値が張るというデメリットがあります。

 

安さを重視するなら「本柘」や「あかね」などの木材系のハンコがおすすめです。ネット通販などでは2,000円程度で購入できます。

 

最近、増えているのは「チタン」です。重厚感と耐久性から若い方に人気があります。

 

チタン印鑑のメリット/デメリット

 

女性であれば神秘的で透明感のある「琥珀」や「翡翠(ヒスイ)」などがおすすめです。

 

女性におすすめの印鑑の素材 〜 琥珀
セレブ限定!象牙よりも高級な宝石印鑑とは

 

8.実印を変えたいのですが、気を付けることはありますか?


ある申込みや契約などを行うときに、その時点での「実印」と「印鑑証明書」を使用することになります。そのため、実印を変更したとしても、過去にさかのぼって手続きをやり直さなければならないと言うことは通常ありません。

 

ただし、一つの手続きが完結していない途中の状態で実印を変更すると、改印後の実印で手続きをし直さなければならなくなることがあります。

 

たとえば、婚姻に伴って新居として新築マンションを購入するような場合に、途中で実印を変更してしまうと、契約書やローンの書類などについて「全て」捺印のし直しをしなければならなくなる場合があります。

 

9.実印って名字だけでつくってもいいの?


基本的にはフルネームがおすすめですが、姓または名のみでも実印登録はできます。
独身の女性の方など、これから先に姓が変わってしまう可能性のある方には、名のみで実印を作られることをおすすめします。

 

10.印鑑を紛失してしまった場合にはどうすればいいの?


印鑑(実印・銀行印)を紛失した場合には、ただちにその印鑑の効力を失わせなければなりません。(万が一にも他人の手に渡ってしまうと非常に危険です)

 

大事な実印を紛失してしまったら
実印に潜む怖い話 〜 実印悪用事例集

 

直ちに市町村役場や区役所、または登記所にその旨を届け出、そしてさらに改印届を提出します。

 

紛失された印鑑が銀行印だった場合には、事故届を提出すると同時に改印届を出し、紛失した印による銀行取引などが行われないようにしなければなりません。

 

加えて、その印が使用された形跡があった場合、すぐに知らせてもらえるようにしておくと良いでしょう。

 

11.篆書体(てんしょたい)と吉相体(きっそうたい)を迷ってます


開運・縁起の良い書体をご希望の方は、「吉相体」がおすすめです。
文字の先端が外側にのびて 別名「八方篆書」ともいい非常に縁起の良い書体です。
曲線的で文字同士が重なりより複雑になり込み入った文字ですので判読するのが困難な書体です。

 

いっぽう、文字の美しさという点では「篆書体」がおすすめです。
中国伝来の文字で芸術的にも優れ、お札に印刷されている「印鑑」も篆書体です。

 

正しい書体の選び方

 

12.実印を新しくするときに、どういう手続きをとればいいですか?


通常の印鑑登録の手続きの他に「改印届け」というお手続きが必要になります。
新しい印鑑と古い印鑑を役所の窓口に持参してください。
また、本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)も一緒にお持ちください。

 

13.引っ越しをすると印鑑登録をやり直さないといけないのですか?


はい、引っ越し先の住所で再度、印鑑登録をする必要があります。

 

印鑑証明書は、「どこどこに住んでいる(=住所)」「だれだれさん(=名前)」が持っている印鑑である、ということを証明する文書ですので、住所または名前が変わった場合には、再度、届け出が必要になります。

 

なお、引っ越し元の印鑑登録は住所変更の際に自動で破棄されますので、改めて「廃印申請」などは不要です。

 

引越しで印鑑証明書を作り直し?印鑑証明の住所変更について

 

14.家族で実印を共有できますか?


できません。

 

実印は個人を証明するための物ですので、家族で1本を共有することはできません。
分からなければいいと思うかもしれませんが、1本を複数の人で使うのは大変危険です。
ご自身のセキュリティのためにも共有はやめましょう。

 

15.実印を作るのは初めてなんですが、注意点はありますか?


実印は一度作ったら、一生使うと考えたほうがよいです。
後で良い物に作り直す方もおられますが、90%以上の方は最初に作ったものをそのまま使い続けているそうです。

 

長く使うことを考えれば黒水牛以上の材質なら安心です。象牙やチタンなら申し分ありません。
「私はあまり実印を使う機会が無い」とお考えなら木材系(本柘やアカネ)でも大切に扱えば十分もちます。

 

16.印鑑証明書の有効期限は?


まず、法律上は印鑑証明書に有効期限はありません。

 

印鑑証明書の有効期限は「提出先」が決めるものであり、提出可能な印鑑証明書は発行から「3か月以内」や「6か月以内」などまちまちです。

 

多くの「提出先」は有効期限を設けている理由は、印鑑証明を発行した後に、長期間経過していると、その間に印鑑登録の印鑑を改印されたり、住所を変更されたりする可能性があり、提出先から見ると実態と合っていないというリスクが高くなるためです。

 

「いつか使うかもしれないから予備でとっておこう」と考えて、まとめて取得する方も多いですが、必要になった時に取得したほうがよいです。

 

ちなみに、印鑑証明書以外の「住民票」や「登記簿謄本」などにも市区町村が定めた法的な有効期限はありません。

 

【2016年度版】騙されないように要注意!実印の価格相場の実態