象牙印鑑のメリット/デメリット


 

※ 2016年10月、ワシントン条約会議で象牙の国内取引を禁止する決議案が採択されました。
産経新聞 https://www.sankei.com/world/news/161003/wor1610030008-n1.html
その影響で、象牙印鑑の販売を中止している販売サイトもありますのでご注意ください。

 

象牙印鑑とは

「象牙」は昔から伝統的に使われている印鑑の素材です。

 

実印などの大切な印鑑においてはもっとも愛用されています。

 

象牙は他の印材と比べて最も朱肉のなじみが良く、使えば使うほど光沢がでてくる最高級の印鑑材料です。

 


象牙印鑑のメリット


それでは、象牙印鑑の良い点を解説します。

 

キメが細かく捺印性が高い

天然の素材としては最高級であり、見た目の美しさもさることながら、そのキメの細かさから印鑑としての捺印性にも優れています。

 

また、使用した後の印鑑も、象牙の「白」と朱肉の「赤」のコントラストが美しく、とても縁起よいものに感じられます。

 

耐久性が高い

一度作れば一生使うことができるほどの耐久性を持っています。

 

これは、象牙自身が自分で水分を調整してくれるという「最適な保湿性質」があるために、変形せずに長持ちさせてくれるからです。

 

またこの保湿性質により、捺印したときには、くっきりとした鮮明な印影を残すことができます。

 

 

象牙印鑑のデメリット


印材として素晴らしい象牙ですが、デメリットもあります。

 

値段が高い

流通している絶対量が少なく、希少価値が高いため、本柘や牛角と比べるとどうしても値段は高くなってしまいます。

 

ただ逆にいうと、希少価値が高いということは、購入した後も価値が下がりにくいということでもあります。実際、質屋などでは象牙の印材を高値で買い取ってくれるところもあります。

 

価格のばらつきが大きい

ひとくちに象牙といっても、その価格や品質はピンキリです。

 

後ほど解説しますが、象牙はどの部分で印鑑を作るかによって、価格が大きく変わってきます。

 

一般的に中心に近ければ近いほど象牙の価値は高くなり、中心の「芯持」と呼ばれる部分で作った印鑑は5万円以上するものもあります。

 

同じ象牙の印鑑であっても、作った部分によっては倍以上の値段差が出ることも珍しくありません。

 

開運印鑑として不当な高値が設定されていることがある

「芯持ち」や「日輪」などの部分は、希少価値が高いことで値段が高くなるのは市場原理としては当然のことなのですが、象牙でも並ランクの印鑑を「開運印鑑」と称して何十万円もの高額な値段で販売している業者も存在しています。

 

象牙のランクに関するしっかりとした知識を持っておかないと、このような悪徳業者に騙されてしまう可能性がありますので、しっかりと相場観を養っておきましょう。

 

象牙のランクについて


象牙で作られた印鑑のランクは大きく3つに分けることができます。

 

非常に貴重な「芯持」

「芯持ち象牙」はとても貴重な象牙印材で、象牙の真芯の部分を使います。象牙1本からわずか1、2本しか取れないそうです。

 

「芯持」は安さを売りにしているようなハンコ通販サイトでは、まず扱っていません。

 

高級印鑑を専門としている店舗に問い合わせても、扱っていなかったり、入荷未定のところも多いため、手に入れるのは非常に困難です。

 

超最高級「日輪」(横目)

「日輪」とは印材を横にとることで、木の年輪のような輪の模様が入る印鑑です。別名、横目とも呼ばれます。

 

濃い色の模様を持つ象牙からしか取れず、独特な模様が人気の、非常に希少な印鑑です。

 

「芯持」と「日輪」を合わせた「芯持日輪」は象牙の中でも最高峰になります。

 

中心に近いほど「極上」


象牙の中心に近ければ近いほどキメが細かくなるために、ランクも高くなります。逆に中心から遠い、つまり象牙の外側の部分だとキメが荒く均質ではなくなるため、安くなります。

 

「象牙の割に安いな」と思ったら、ほとんどがこのランクの象牙になります。ただ、最近では激安を売りにしたハンコ通販サイトで大量に流通しているために、品薄になっています。

 

なお、お店によっては「極上」「特選」「特上」などの呼び方でランク付けされていますが、「中心に近ければキメが細かく高級になる」ということだけは覚えておいたほうがよいでしょう。

 

象牙を購入した方の口コミ


象牙の印鑑を購入した方の感想を紹介します。

 

買ってよかったという口コミ

まず象牙って言う時点で高額でした。いつもは数千円のハンコでしたが、家庭を持ち家を持つとなると違うので(私の気分的な問題)気合を入れて拘ったハンコを作りました。

 

とても気に入っています。

 

社会人1年目に両親からお祝いに象牙の印鑑をプレゼントされました。実印を持つとやっと社会人の仲間入りしたような気分になりうれしかった。

 

試しに使ってみましたが、触り心地も最高です。

 

ちょっと残念な口コミ

当時は、主人の母親の遺産の際に急いで作成したので、安くデザインも変なものを作ってしまいました。

 

後から考えると、もう少し高価なものを購入すればよかったと後悔しております。

 

 

象牙の輸入は禁止されている?


「象牙」ってワシントン条約とかで輸入を禁止されていると思われている方もおられるかもしれません。

 

実際には「輸入禁止」ではなく、政府管理による「輸入制限」という形で、一定量の商取引が行われています。日本国内では(種の保存法)という法律に基づき、国に登録しないと扱えないことになっています。

 

正規に流通している象牙には経済産業省・環境省発行の番号付シールが1本1本に添付されます。このシールが付いていなければ、密輸品の可能性があります。

 

このため、信頼できるお店から購入するようにしてください。


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